行政書士試験に落ちた原因ホントに分析できてる?秘伝の分析ノウハウ公開します!
行政書士試験終わって自己採点けど、どうもダメみたい。
来年に向けて計画を立てるわよ~
まだ一年あるから、いろいろ詰め込んでいくわ!!
敗因は分析できてるのか?
まあ、詰め込んで全力でやればダイジョブなはずだ!!
しらんけど
こんにちは、ヒグマ館長です。
行政書士試験が終わり自己採点や予備校の難易度分析など、来年の試験に向けた動きがはじまっていますね。
試験で思うような点数が取れなかった場合は、なぜ点数が取れなかったのかについての分析をしないと、来年も同じ轍を踏むことになりかねないので、どうして点数が伸びなかったのか、またどうすれば改善できるのかについて自己分析をしっかりとする必要があります。
今回は、自己分析の仕方と計画の立て方について少しお話していこうと思います。
しっかりと自己分析をして、来年は合格するような対策を立てていきましょう!
それでは、いってみましょう!
自己分析の方法
自己分析の方法にはいろいろあると思います。
予備校の無料の成績診断などに提出して正答率を確認したり、どの分野が出題されているのかを確認したり、それそれの方法があると思います。
行政書士の本試験の分析は特に集中して解いていたこともあり、記憶に残りやすいので分析していくと非常に有益な教材となります。
この教材をほおっておくと無駄になってしまうので、試験後できるだけ早くどう間違ったのかについて分析していくことをおすすめします。
自分の間違え方を分析する
まず第一に、マークミスや正しいものを選べというところを間違ったものを選んでいたということは無いですか?
このような凡ミスは、問題の解き方を工夫すれば防げるので、積極的に防止する対策をとりましょう。
具体的には、問題文を読んでいるときに、正しいものを選ぶ場合は、問題文の横に大きく『〇』とつけて正しいもの=『〇』として間違っているものを選ぶという場合は、問題文の横に大きく『×』を付けるということをして、どちらを選ぶのかの意識付けをするといいでしょう。
これをやることの利点は、正しいものを選ぶのか間違っているものを選ぶのか、問題文を何度も見なくてよくなるので、時間の節約にもなるにもあります(正直それほど時間節約にはなりませんが…)。
次に確認することは、事前に立てていた目標点との乖離について確認していきましょう。
なぜ目標点との乖離を調べる必要があるのかというと、試験勉強をするうえで、特に行政書士試験は最低合格点180点とすでに決まっています。
皆さんは、180点以上取れば試験クリアーというゲームをやっているようなものです。
どこで何点取って、どこでなら何問落としても良いのかを事前に計画を立て試験に臨んでいると思います(もし、計画を立てていなかった場合は、この後ですぐに計画を立てましょう!)。
その事前に予定していた点とどこがどう違って試験に落ちたのかを確認します。
点が取れていない分野を重点的に補強していくという計画になります。
取るべき問題と間違ってもいい問題の区別
取るべき問題と間違ってもいい問題の区別というのは、予備校の正答率などで受験生の多くが間違ているような難易度の高い問題は、原則スルーで行きましょう。
まずは誰もが取る問題をしっかりと取るということが重要です。
難しい問題だから1問正解して4点のところ、特別に6点ということはありません。
難しい問題を見極めるためにも、誰もが取る問題をしっかと知っていることが求められます。
自分が知っている誰もが取る問題でなければスルーして別の問題に取り掛かるという判断ができるようになれば、合格も近くなるでしょう。
特に、行政書士試験で時間が足りなくなる原因の一つに、難しい問題を解こうとして時間を費やすという場合がよくあります。
一目で飛ばす問題かじっくり解く問題かの区別がつけられるように、日ごろから意識して問題を見るようにしましょう。
もし、すべてを解きたいという方は、一度難易度表などで皆が取っている問題を全て合計すると180点を超えているということを(もしかしたら180点よりも少し足りないかもしれませんが)確認してみると、実感がわくと思います。
実際に取った点と取れたはずの点の分析
問題文を読んで、知っている問題なのに間違っている、なんでだろう?
ということはないですか?
こういう問題チェックしておきましょう。
おそらく、時間が無かったり、試験の緊張で普段の力が出せなかったのだと思います。
もし普段の力が出せていたら何点取れていたのかを知っておくことも重要です。
なぜなら、普段の力を出せば合格できるのであれば、次回の試験では緊張を和らげれば受かるという自信がついて勉強にも身が入るからです。
また、知っているはずの知識がどこでどう間違たのかの原因を究明することで次回の失点を防ぐことが出来ます。
たとえば、言葉の微妙な言いかえに引っかかったとか、理解していた内容よりも一歩踏み込んだことを問われていたそこに気づかなかった、などいろいろあると思います。
実際に取れた点と取れたはずの点のギャップを埋める作業は、来年の合格へつなげる分析の一つです。
間違えた問題の分類
分類の仕方は複数あると思います。
ここでは2点に絞って分類します。
条文の問題か判例の問題いか
条文問題を間違えたのか、判例問題を間違えたのかの分類ですね。
条文問題の間違えが多い場合は、絶対的に条文読みが足りていないということです。
判例問題の間違えが多い場合は、判例をそもそも知らないのか、知っているけど間違えた問題の問われ方だと判らなくなってしまうのかの分類が別途必要になります。
そして、判例をそもそも知らない場合は、判例を読んでどのように出題されているのかを確認することになります。
また、判例は知っているけど問われ方によって正解できないという場合は、単に知っているという理解に過ぎないので、もう少し掘り下げて、できれば細かな言葉の言い回しなども含めて、もう一度確認する必要があります。
その時に、注意すべきなのは、判例を読むことに慣れていないと典型的な論点の部分やその判例で特に言及されたところなどの区別がつかないので、できるだけ一人で学習する場合は過去問などを参照するなどしないと無駄な時間を費やすことになります。
できれば、予備校講師など試験や判例についてよく知っている方に指摘してもらうといいでしょう。
このブログでも、おいおい判例について触れていこうともいますので、しばらくお待ちください。
選択肢はどこまで絞り込めていたのか
これからの学習計画を立てるにあたって、選択肢の絞り込みがどこまでできていたのかについての分析も重要になります。
たとえば、二択まで絞り込めていたのであれば、あと一つ分の選択肢を選ぶ知識や考え方が足りなかったことになります。
全く絞り込めていない場合は、最低限解答の手がかりとなる選択肢の知識を増やさなくてはなりません。
注意しなければならないのは、明らかに難しい知識問題が選択肢の一つに出されていて、他の選択肢から答えを絞り込み選択できる場合であるのかの確認が必要ということです。
このような問題も結構あります。
このような難しい選択肢をみて、こんなことまで覚えないといけないのかという錯覚に陥り、実は周りの簡単な選択肢から答えが出せるという形式になっているということ見落とし、合格のハードルを自分であげてしまうというパターンです。
この手の問題は、試験問題にはつきもので、試験後に話題になる問題はこのようなものが多いです。
ですが、実はここの問題は解答できなくても、他の部分で十分合格点に達するという試験問題の作りになっていたりします(それが問題全体であったり、選択肢の一つであったりという違いはありますが)。
忘れてはならないのは、試験時間内に合格点180点をクリアーすることだということです。
この手の難しい問題については、予備校講師などは説明のために学ぶ必要があるとおもいますが、受験する側にとっては深入りしないことが求められます。
来年の目標の立て方
行政書士の試験は先ほども書きましたが、180点を取れば受かります。
もちろん、法律科目と一般知識等の間でも足切り点はありますが。
まずは、180点をこえること、どの科目で何点を取って180点を超えるのかについて細かく予定を立てておくことで、勉強時間の配分を効率的に行うことが出来ます。
目標点の内訳を決めておくことは、合格するために非常に重要なポイントになります。
最低目標は180点
行政書士試験の合格点は180点ですね。
そこで、まずは180点をどのような得点配分でクリアーするかを考えていきましょう。
私のおすすめする得点の配分は、全体を満遍なく勉強して総合点で合格点をくりあーするというものです。
受験生の中には、各法律科目に特化して勉強して憲法や商法・会社法を捨てるという戦略をとり方もいます。
私としては、この方法をとるのは得策ではないと思っています。
確かに、試験まで時間が無くすべての勉強をすることがそもそも無理という場合ならこの方法も有りかと思います。
ですが、なぜこの方法が得策ではないというのかというと、問題分析の部分でも分析の対象に挙げていたのですが、難易度が一定ではないからです。
例えば、行政法の中でも、簡単な問題から難しい問題まで様々です。
難しい問題を正答するには、それなりに勉強時間がかかってきます、それよりも別の科目の簡単な問題を正答するように勉強したほうがい時間が短時間ですみ効率がいいからです。
ということで、全体をまんべんなく勉強する方法をおすすめします。
具体的な得点目標としては、以下のようになります。
まず、法律科目の択一式と多肢選択の目標点は、基礎法学4点、憲法12点、行政法56点、民法28点、商法・会社法12点、多肢選択16点の合計128点。
一般知識等については、政治・経済・社会16点、情報通信・個人情報8点、文章理解8点で、32点です。
記述式の得点は、20点を超えることを目標します。
記述式で20点となると正直低い点と思うかもしれません。
ですが、行政試験の記述式は択一式問題や選択式問題で差が出ない場合に合格者を一定の人数に絞り込む役割をしていると私はみています。
絞り込むというと、記述式単体での難易度により部分点に差が出たり、他の科目の難易度によっても部分点に差が出ているように思います。
自分が受験したときに調べた結果この結論となりました。
実際、予備校などの本試験の記述式の採点なども、あてにならないことが結構あります。
ということで、できるだけ記述式で取らなければいけない得点を少なくし、合格の見込みを上げたいのでこのような目標点になりました。
まずはこの点を目指して、学習していきましょう。
理想の得点は220点以上
目標の最低ラインを、試験勉強中に超えられそうだという状況になったら、次に目標にする合格点は220点以上ということになります。
ここは、記述式以外で180点を超えていれば、記述式で40点ぐらいは取れるだろうということで、特に意味はなく220点としています。
行政書士試験の本試験で記述式以外で180点をこえていれば、合格ですので理想は記述式以外で180点というところにあります。
あくまでも理想なので、まずは最低180点を超えることです。
まとめ
行政書士試験の本試験を受けた方は、一番集中して受けている試験であるし、実際の試験の難易度を肌で感じたることだできた試験です
模擬試験や予想問題集を解いているのとは違い、この本試験の結果を来年の合格のための勉強計画に生かさない手はないのでぜひ、しっかりと自己分析して、どのが弱点でどうやって克服していくかについて、一度振り返って計画を立ててください。
分析の指針としてこのブログを活用していただけると嬉しいです。
今回は、このへんで終わります。