行政書士試験の出題分野と配点を知ることで勉強法が見えてくる!

コラム

行政書士試験の出題分野と配点を知ることで勉強法が見えてくる!

今度行政書士の試験を受けようと思っているんだけど、どんな分野の勉強をして何点取ればいいのかな?

受ける前に調べておかないと闇雲に勉強を始めても途中で投げ出してしまうわよ!

そうだよね、まずは図分で調べてみないと始まらないよね。

こんにちは館長です。

上の二人の会話にもあるように、まずは何がどの程度出題されどのような配点になっているのかについて知っておかないと試験勉強を始めれらませんね。

今日は行政書士の試験の出題分野と配点を知ることで勉強法が見えてくるということで、出題分野と配点をまず確認して、そのうえでどのように勉強していけばいいのかについて私なりの行政書士の勉強方法について提示していきたいと思います。

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行政試験の出題分野と配点

行政試験の出題分野はすでにご存じの方もいるかと思いますが、『基礎法学』8点『憲法』28点『民法』76点(40点)『商法』20点『行政法』112点(20点)『一般知識等』56点で合計300点満点となっています。

出題形式は、択一式と多肢選択式と記述式の3つがあります。

そして、記述式は3問出題され一問20点で60点分の出題です。

また、多肢選択式は一問8点で3問出題され24点分の出題です。

残りは、択一式で一問4点配点となっています。

合格点について

行政書士試験は300点満点で60%以上の得点の180点以上得点すると合格します。

単純に180点以上の得点が必要というわけではなく、上で見たように法律科目と一般知識等に大きく分けられて各々足切り点が設定されています。

具体的には、法令科目が122点以上得点が必要となり、一般知識等では24点以上の得点が必要となります。

合計点で180点を超えていても上記の基準と満たしていないと不合格となります。

ではどういった場合がこの基準を満たしていないことになるのでしょう。

法律科目が満点の244点で、一般知識等が20点の場合はトータルで264点で合格基準点の180点を大幅に超えていますが不合格となります。

仮に一般知識等が満点である場合は56点ですので、もしこの状態で基準点である180点を超えているとすると、法律科目の得点は124点となり必然的に法令科目の足切り点を超えてくることになります。

きちんと目標点を決めていかないと法律だけ勉強していればいいというわけでもないのです。

勉強方法について

勉強方法としては一般知識等を24点以上取れるようにしつつ、法律科目に力をいてるという方法がいいでしょう。

一般知識等の勉強について

一般知識等では文章理解の問題が3問出題されますのでそれはすべて得点してで4点の配点ですので、12点を確保して、残りは政治経済社会の分野で7問出題されてるところを3問(12点)取り24点を確保するというのがいいと思います。

というのも、文章理解は解き方さえ身につければまず間違いなく12点得点できます

このように得点の軸ができるとその後の勉強が非常に楽になるのでぜひとも文章理解の解き方は自分のものにしておきましょう。

法律科目の勉強について

法律科目のほうは、全部で244点あるのですが、そのうち60点が記述式です。

したがって、択一式と多肢選択式で184点になります。

理想としては、択一式と多肢選択式で156点以上れるようになると、一般知識等で24点以上と取っていると合計点で180点以上が確実ですので試験終了と同時に合格が確定され非常に気分よく合格発表に日を迎えられます。

最終的には156点を目指していきましょう。

その前段階として何点ぐらい取れるようになれば合格が見えてくるのでしょうか?

私の過去問を解いた経験と実際に試験を受けた後に調べて限りでは、行政書士試験は記述式で合格人数を調整している印象があります。

誰でもが解ける記述式を出してしまうと少しでも模範解答からずれると減点され、逆に難しい問題を出してしまうと、少しぐらい模範解答からずれていてもある程度点がもらえているような印象です。

記述式は半分取れればいいぐらいの気持ちで勉強していけばいいと思います。

そうすると、択一式と多肢選択式で126点が当面の目標になるともいます。

どの科目から取り掛かるか

ではどの科目から取り掛かればいいのでしょうか?

上で見たように、行政書士試験の法律科目で軸となるのは民法と行政法です。

中でも、行政法が断トツで重要になります。

択一式と多肢選択式で出題される配点は民法は36点、行政法は92点、合計128点となっています。

ちょっと現実的ではないかもしれませんが、民法と行政法さえできれば目標ラインを超えてきます。

したがって、行政書士試験の勉強で何から取り掛かろうかと迷ったら、民法と行政法をまずやることです。

民法と行政法のどちらを優先的に始めるかと言えば圧倒的に行政法だと言えます。

なぜなら、民法は分量も奥が深いので先に配点も多い行政法を攻略していくことをおすすめします。

まとめ

行政書士試験は300点満点で180点以上で合格になります。

法律科目と一般知識等に分かれそれぞれ、法律科目が122点以上、一般知識等が24点以上と足切り点が設定されています。

一般知識等で24点以上を取るには、文章理解の得点が安定すると楽になります。

法律科目はまずは択一式と多肢選択式で126点以上取れるようにして、最終的に択一式と多肢選択式で156点取れるようにしていきましょう。

記述式は半分の30点を取れるように、もっとも、ここは試験の難易度によって年ごとに採点に幅が出るので、一番の不確定要素になります。

法律科目でまず取り掛かるのは行政法と民法です。

基本方針が決まったらあとは実行あるのみですね。

しっかりと進めていきましょう。

今日はこれで終わります。

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