行政書士合格の秘伝!一般知識等の文書理解についてのらくらく満点解法!
行政書士試験では一般知識の文章理解で満点を取れるようになるとかなり合格しやすくなるって聞いたけど本当なのかしら?
行政書士試験で何点取りたいかにもよるみたいだけど、最低点を超えることをまず目標にする場合は、一般知識で24点以上取る必要が有るからかなり負担が減るんじゃなかな。
こんにちは、館長です。
今日は、行政書士試験の一般知識等の問題に出題される文章理解について解説していきたいと思います。
文章理解が満点を取れるようになると12点分を確実に取れることができるようになります。
一般知識等は行政書士試験で合格するためには、最低24点必要になるものの半分の12点を確実に得点できるようになるのでかなりコスパがいいと思います。
さらに、ここで紹介する方法をマスターすることで、他の分野の勉強に時間を振り分けることができるので試験対策的にもプラスになると思います。
具体的には、文章理解という問題の性質上同じ問題が出題されるというものではなく、一定の出題形式が踏襲されているので、一定の思考パターンと手順お覚えるということになります。
過去問で、確認しながらお伝えできればいいのですが、残念ながら著作権の関係で過去問には実際に出題された問題を見ることができません。
そこで、私が実際に受けた令和元年度の試験の過去問と知り合いからいただいた平成30年度の過去問を手掛かりにお伝えしていきます。
※著作権の関係で問題文自体は載せられないので、出題形式と思考パターンと問題解答の手順をお伝えしていきます。
出題形式について
まずは、出題形式についてです。
『語句の補充問題』と『文章の並べ替え問題』です。
思考パターン
まず意識して欲しいことは、国語の問題と文章理解は異なるものである点です。
国語の問題では、作者の心情を答えろなどよくわからない問題が出題されますが、文章理解ではそのような問題は出題されません。
文章理解で求められているのは、文章理解で出題される問題の文章の内容を読んで理解するのではなく、形式的に文章をとらえて問題を解くことです。
形式的にとらえて問題を解くとは、接続詞や言いかえ部分にチェックを入れてどのような文章の構造になっているのかを手掛かりにして考えていくということです。
間違っても出題されている文章を読んで理解して、空欄を補充しようとしてはいけません。
文章理解だからまず文章を理解しないと解けないという考えでは、時間ばかりかかり結局時間切れになってしまいます。
文章理解の問題は、文章の構造を理解してその構造から答えを導きだす問題です。決して文章の内容の理解を求めるものではありません。
このあたりが、作者の気持ちを選べといった国語の問題と異なるところです。
このように文章理解は文章構造の理解であることを意識して、形式的に考えて問題を解いてください。
問題解答の手順
では問題解答の手順について見ていきましょう。
文章の並べ替え問題について
文章の並べ替え問題については、接続詞に注目することが最大のポイントになります。
接続詞で並べていくという意識を持ってください。
いかに、まず確認すべき接続詞を挙げておきます。
順接:原因理由から結果結論⇒だから、したがって、すると、など
逆説:予想される結果とは逆の結果となる⇒しかし、が、けれども、など
説明:なぜなら、というのは、など
補足:なお、もっとも、ただし、など
結論:このように、いずれにしても、ともあれ、など
他にもいろいろ接続詞はありますが、まずはこの辺りをおさえて文章の流れをおおまかに並べることを主眼にしてください。
まずは、接続詞だけをみて並べていきましょう。そして、並列なものが有れば前後を考えるということになります。
さらに、事例の説明がなされている場合で二つの例が出ている場合は、『~もまた』といった事例の前後関係が特定できる言葉にも注目してください。
最後は、選択肢を選ぶのですから、選択肢から解答を絞ることも一つの手がかりになってきます。
全体を見渡して答えを出していきましょう。
語句・文章補充問題について
語句・文章補充の問題は、文章構造の分析が重要になってきます。
文章構造の分析というと何か難しそうな言い方ですが、難しいものではありません。
例えば、語句補充では解り易く短い文章で見てみると次のようなものです。
確かにAである。しかし、Bである。このことは~にも当てはまる。すなわちCではなくDなのである。
といったようなことが書いているだけなのですが、実際に出題される文章では数行わたりいろいろ書いているの解り辛くなっているのです。
ここで、A=C、B=Dというふうになっていることは解ると思います。
すなわち、AとCは同じことの言いかえであり、BとDも同じことの言いかえとなっています。
そして、文章理解の問題として出題されるのは、ABCDに内どれか一つが空欄になっておりその部分を埋める語句を選ばせるというものです。
このような出題形式は、文章構造の理解と対比の言いかえが分かっているかを問うています。
また、文章を補充させる問題では、前後の文章をみてどのような構造の分が入るのかを考えます。
そして、ここでも接続詞をチェックすることが重要になります。
例えば、『空欄また…』というような文章になっている場合は、…の部分と空欄の部分の構造が同じになっている或いは、同じ言いかえになっているのでそこを手掛かりに解答して言うことになります。
このような問題は、『文章構造の分析』と『言いかえ』を問題文を読みながらどれとどれが言いかえになっている(対応しているのか)のかをチェックしていけば得点できます。
まとめ
みなさんは、文章理解の問題で満点である12点を取れる自信がついてきたでしょうか?
出題形式は、文章の並べ替えと語句の補充問題。
思考パターンは形式的に考えて問題を解くということです。
解き方は、文章の並べ替え問題は接続詞で考える。
語句の補充問題は文章構造分析をして、言いかえをチェックすることです。
ここで紹介した方法を何回か自分で問題を解きながら試してみることで、解法を自分のものにして法律の勉強に時間を充てて行政書士試験に合格しましょう。
それでは今日はこれで終わります。