行政書士試験対策におすすめ!条文の学習方法について まとめ

コラム

行政書士試験対策におすすめ!条文の学習方法について まとめ

行政書士試験の条文問題対策として条文を読むのは必須のことよね!

どんどん読んで対策を進めていかないと!

でも何か読むときのポイントなんてあるのかしら?

どんどん読み進めていけばいいんだよ!

しらんけど

こんにちは、ヒグマ館長です。

今回は、行政書士試験では必ず出題される条文問題対策として条文を読んでいくときの注意点を取り上げていきたいと思います。

条文を読んでみるとなんだか無味乾燥でしかも、読んだだけでは法律がどうなっているのか身についているかどうか実感がわかないと思います。

このような中で、条文を読み進めていくということは、苦行でしかありません。

苦行に耐えた先に合格があるので頑張れ!!

というのでは、あまりにも無責任ですね。

では、どうすれば、少しでも苦行でなくなるのかについて書いていきたいと思います。

スポンサーリンク

法律の一般的な構造を知ろう

まずは、法律の一般的な構造がどうなっているのかを知ることから始まります。

法律の一般的な構造って何??ってなりますよね。

それは、六法を開くと法律名が出ていて、次法律番号が出ていて、施行日、改正に履歴が書いてあります。

そして『目次』が書いてありますね。

その後に、1条から条文が書かれていきます。

これがここで言う、法律の構造です。

法律の目次を読む

法律の構造が分かったところで次に何をするのか?

まずは『目次』を読みます。

まだ条文を読む段階には入りません。

まずは面倒でも『目次』をしっかりと確認する必要があります。

目次を確認しないと、法律の全体像が分からないまま条文を読むことになり苦痛の原因となります。

私の経験では、部活などで、あまり好きではない練習がいつ終わるか判らずに延々と続く時と終了時間が明確に決まっているときとでは、どちらの方がより苦痛を感じたかというと、終わりが見えないときでした。

これが、法律学習でも当てはまります。

まずは、『目次』を読んで構造を掴むこと。

民法などの条文の多い法律は目次も多いのですべて読むのにも一苦労しますが、行政法の場合はそうでもありません。

例として、行政事件訴訟法を見てみましょう。

目次は、次のようになっていますね。

第一章 総則
第二章 抗告訴訟
第一節 取消訴訟
第二節 その他の抗告訴訟
第三章 当事者訴訟
第四章 民衆訴訟及び抗告訴訟
第五章 補足

この部分が特に重要ということです。

例えるなら、初めて行く場所では地図を見ますよね。

その地図はのどのような縮尺でしょうか?

おそらくは、行きたい地域全体が載っている縮尺が大きいものを見ると思います。

それが、法律では目次にあたります。

いよいよ条文を読む

目次に何が書いてあるかを確認した後に、各条文を読んでいくことになります。

ようやくですね。

そして、多くの条文では始めの総則の部分で、法律の趣旨やその法律で使われる用語の定義規定が置かれています(これをパンデクテン方式といいます)。

そのため、まずは総則の部分をしっかりと読むことで、用語の意味を掴むようにしましょう。

この部分が試験に出ることはかなり多いです。

その後に、各規程の細かな内容に入っていきます。

イメージとしては、条文の各章がお店で、章の内容が扱っている商品といった感じでしょうか。

大きな塊ごとに掴んでいくことが大切です。

用語の定義が非常に重要なので、特に定義規定をしっかりと読む習慣をつけましょう。

個々の条文を読む上での注意点

上で書いてきたものの他に、も条文の書き方について注意することが有ります。

民法などの条文を読む場合は、『権利の発生』、『変更』、『消滅』を意識して読まないとうまく理解できなくなるので注意してください。

『みなす』と『推定する』の区別も重要です。

推定するの場合は、反証ができればくつがえりますが、みなすは反証をしても覆りません。

訴訟をする場合に非常に重要になってきますが、訴訟をしない場合にはその重要さには気づきません。

説明を聞いて、『ふ~ん、なんか面倒』という程度の認識になりがちですが、試験では推定するとみなすを意識して読んでいるかを問う問題が出されます。

覆るか覆らないかは非常に重要な点なので、特に注意して読んでください。

まとめ

法律を学ぶ上で条文を読むことは、必須です。

ですが、テキストに条文をそのまま抜き出した定義などがしっかりと書かれている場合には、条文を読まなくても良いかと思ってしまいがちです。

というのも、条文は読みずらいので、どうしても読みやすい方を読んでしまいがちですね。

それでは、条文問題に対応することが出来なくなってしまいます。

条文が一次情報ですので、なんだかんだ言っても条文が最重要なのです。

条文の読み方は、目次から入って総則の定義規定をしっかりとおさえることこれにつきます。

そのうえで、各編や章ごとに読んでいき、目次と各条文の細部をリンクさせることが重要になります。

いつも行くお店だと、どこに何が置いてあるか迄、詳細に知っているということが有ると思います。

それは、どうしてできるのかというと、何度も繰り返し訪れているから自然に覚えてしまっているのです。

法律の学習もこのように何度も繰り返すということが非常に大切になります。

試験に合格するまでは、趣味六法の条文を読むこととなる位コツコツとやっていきましょう!!

今日はこのへんで終わります。

 

タイトルとURLをコピーしました