決定版!行政書士試験の行政法の出題レベルと勉強方法!!
行政書士試験で一番の得点源であり、一番勉強しべき法律。
行政法の勉強はどうやったらいいのかしら?
分量も多いし何とか効率的に攻略したいわ!
そんなの、とにかく勉強時間とやる気でどうにかすればいいだろ!
しらんけど。
こんにちは、ヒグマ館長です。
今回は行政書士試験の一番得点すべきポイントであり、ここを攻略することで合格の見通しがかなりよくなる行政法の出題レベルとその勉強方法について記事にしていきます。
とにかくどんな勉強をすればいいのか分からない言う方や行政書士試験の行政法の出題レベルってどんなものなの?という方はこの記事を読むとその疑問が解消すると思います。
記事自体は、3.4分で読める程度の長さなのでさらりと読んで勉強に進まれるといいと思います。
それでは始めましょう。
はじめに:行政書士試験の行政法の位置づけは?
行政書士試験での行政法の位置づけは、メインの科目となっています。
択一式の問題で19問76点分、多肢選択式で2問16点分、記述式で20点で合計112点分の出題となっています。
単純計算で、行政法で満点を取れれば112点、一般知識等の問題の足切り点24点これだけで136点になります。このり44点を憲法、民法、商法・会社法から11問とれば合格点を超えてきます。
まさに、行政法を制する者が行政書士試験を制するといっても過言ではありません。
逆に、行政法の得点を最小限にしてその他の法律科目でとくてんすることで合格点を稼ぐという方法もあります。
憲法5問(20点)、商法・会社法5問(20点)、民法9問(36点)、多肢選択式憲法1問(8点)、記述民法2問(40/60点)合計124点、一般知識24点、トータル148点と残りは行政法で32点を取るような計算です。
このような得点プランを取るのは、司法試験、予備試験、司法書士試験をうけている場合には結構有りうることでしょう。
ですが、ここでは、王道の行政法を中心に勉強することで合格を目指す方を推奨します。
ということで、行政書士試験では行政法の勉強が合否を分ける重要な位置づけとなっています。
行政書士試験の行政法の出題レベルは?
つぎに、行政書士試験の行政法の出題レベルとみてみましょう。
問題のレベルとしては、基本的な条文問題と基本判例の知識を問う問題が出題されています。
行政法の試験がある法律資格はあまりないので、ここでの比較対象は主に司法試験予備試験ということになります。
予備試験の場合は、ほとんどが最高裁判例に照らし正しいものや間違っているものを選ばせるものとなっています。
これは、予備試験が判例を学んでいる法科大学院卒業レベルの知識が有るかを問うものとなっているからだと思います。
他方で、行政書士試験では、条文に何と書いてあるというもんだが中心で判例の知識を聞く問題もる程度出ているのですがどちらが中心かというと条文の知識を問う問題が多くなっています。
問われる判例知識は、基本的な判例を扱ったものが多いようです。
行政書士試験の行政法の勉強方法は?
行政書士試験の行政法の出題は、条文、判例から出ています。
先ほども書いたように、条文と判例を比べると条文が何と書かれているのかを問う方が多いようです。
そこで、まずは条文を読むことから始めたほうがいいと思います。
条文を読むことがら始める場合のマイナスな点は、無味乾燥な文言が並ぶ条文をよんでいると苦痛であるのと、何が問われるのかがよく分からなくなる点です。
ですが、条文には何と書いてあるのかについて出題される以上避けて通れません。
ここは、過去問と照らし合わせながら条文を読んでいくのがいいのではないかと思います。
実際私も、条文を読んで書いてあることを確認していました。
ここで、条文を読むべきだということで、行政書士受験六法などの分厚いものを書く必要はありません。
それよりもコンパクトに持ち歩ける程度の小さいものも出ているのでそちらを活用したほうがいいと思います。
私は、コンパクトのやつを使っていました。
どんなテキストを使うといいのかについては別の記事で扱うのでここでは詳細には言及しません。
条文を読み利点は、全体像がつかめるという点と条文には何と書いてあったかが問われているので試験に直結した学習ができる点にあります。
一通り条文を読み終えたら、判例に入っていきましょう。
判例の学習については、基本判例について、まずは細かなところは気にせずに、どんな事案で条文のどの部分についての判例なのかを掴むことがらはいるといいでしょう。
そのうえで、細かな部分についての理解を深めていくという流れで行かないと、細かな部分にとらわれてなかなか進めなくなってしまうからです。
勉強に使うテキストについてですが、行政書士試験用のテキストで十分です。
論文試験などがある場合は別として、行政書士試験の記述については、キーワードを出しているうちに文字数がいっぱいとなってしまうので、あえて学者の書いた本を使うメリットはないと思います。
まとめ
行政書士試験では、300点中112点分が行政法から出題される。
行政法が行政書士試験の主役であるから、一番力を注ぐ科目となる。
もっとも、司法試験、司法書士試験の受験生の場合は別の法律科目で補うことも可能でその場合は自分がどの科目で何点取れるのかを把握してどの程度行政法に時間を使うかを別途決める必要がある。
出題される問題は、基本的なもので条文を中心に基本判例を理解していれば解ける問題となっている。
学習するなか、条文を読んで条文に何と書いてあるのかを必ずチェックする必要がある。
行政書士試験というだけあって、行政法の出題が多いので受験を検討いている方はしっかりと腰を据えて勉強していく必要があります。
今日はこのへんで終わります。